Le Mont St MichelMont St Michel モン・サン・ミッシェル私が初めてフランス国内旅行に出掛けた所が、「モン・サン・ミッシェル」だった。 旅行に行く前日、友人達と飲みながら「明日はみんな休みだからどこか行ってみる?」と言い出したのがきっかけで、まだフランスに滞在を始めたばかりの私達は、旅行の本を広げて日帰りで行ける場所を探した。 そして、決まった所はパリから3時間半もかかる場所。 なぜ、そんなところに日帰りで行こうと決めたのか?! それは今でも謎です(爆) 行く所が決まった所で、やっと眠りにつけたのもつかの間。 その3時間後の朝方6時に集合。 寝不足の中、4人の“初”旅行「モン・サン・ミッシェルの旅」へ出かけました。 計画性のない私達ですが、TGVに乗る為、まず「モンパルナス Monparnase」駅に無事到着。 「モン・サン・ミッシェル」に行くにはTGVで「レンヌ RENNES」まで行くのですが、そのレンヌ行きのTGVがなんと発車3分前! 慌てて私達はチケットを買おうと必死にチケット売り場へ猛ダッシュ。 が、私達の必死のフランス語は通じず(泣)、今度は英語で説明して何とかチケットをゲットした。 すでに発車時刻は過ぎていたが、私達の為に電車の発車時刻を遅らせてくれたのだ。 感謝、感謝でいっぱいでした。 初めてのTGV。車内から見える壮大な景色。放し飼いになっている牛や馬…。まさに「世界の車窓から…」という感じで感動しました。 レンヌ駅にはパリを出て2時間半後に着きました。 そして、そこからさらにバスに乗って1時間! ようやく「モン・サン・ミッシェル」に到着しました。 移動疲れしていた私達も、到着して「モン・サン・ミッシェル」を見たら無事着いた安心感と喜びでいっぱいになりました。 島の入り口から道なりに坂を登っていくと、あちこちにお土産屋さんや、レストラン、さらにはホテルまでありました。 ここでは、オムレツや、お菓子のガレットがとても有名です。 どんどん坂を登っていくと、僧院の入り口があります。僧院には入場料(だいたい800円程度)を払って見学する事が出来ます。 テラスからは、島からの景色が一望できて気持ちがいいです。 私達が行った時は、あまり良い天気ではなかったので残念でしたが、それでも海に囲まれたこの島からの眺めは他にはない景色なので感動的でした。 とても古い建物なので(8世紀、11~12世紀、13世紀と建物が造られていったそうです。) 派手さはなくとも、雄大な建物は僧院と思えないほど幻想的で、お城のような印象を受けました。 日帰り観光ということもあり、ゆっくり出来なかったのがとても残念でした。 帰りはレンヌの駅からパリ モンパルナス行きのTGVが満席で取れず、特急電車で約4時間かけて帰りました(泣)。 計画性のない、行き当たりばったり日帰り旅行でしたが、とてもいい思い出になったし、私達にとってはすごい冒険でした。 なにせ4人共、フランス語は「ボンジュール」程度だったのだから(笑) 次の日、会社の人たちに話したら「そんな無謀な旅行してきたのによく戻ってこれたな」と感心?されちゃいました。 *モン・サン・ミッシェル Le Mont-St-Michel・・・ノルマンディー地方と、ブルターニュ地方の境にある。満潮時になると「モン・サン・ミッシェル」の島全体が海で囲まれてしまうという場所です。 島の中には、僧院が建っていて、その僧院までの道には沢山のお店が建ち並んでいて、観光名所らしい感じです。 私達は個人でTGVとバスを使って行きましたが、パリからバスツアーも出ているので、ツアーを使ったほうがいいなと思います。 12月1日[フランス国内旅行 1 モン・サン・ミッシェル]の日記より |